ラズベリーパイの準備
ラズベリーパイの準備をします。
コマンドラインの使い方やユーザ権限などの細かいことは説明しませんので、必要に応じて初心者向けの書籍やウェブページなどを参照してください。
OS (Raspbian) の導入
1. ダウンロード
ダウンロードサイト から、Raspbianをダウンロードします。
現時点の最新版は、Raspbian Stretch です。GUI環境は必要ないので、Raspbian Stretch Lite をダウンロードします。
2. 展開と書き込み
Windows/Mac/UNIX機等で操作が違うので、別途検索等を行なってSDカードに書き込んでください。
3. 初期設定
ラズベリーパイ本体にSDを挿入して起動してください。その後、raspi-config コマンドで各種設定を済ませてください。
以下の点を変更すれば、十分だと思われます。
- Network Options
- Wi-fi > SSIDとPassPhrase入力
- Localization Options
- Change Locale > ja_JP.UTF-8 > C.UTF-8
- Change Timezone > Asia > Tokyo
- Change Keyboard Layout > Generic 105 > Japanese OADG > The default > No compose
- Change Wi-fi country > JP
- Interfacing Options
- I2C > Yes
IPアドレスは、今回は固定したほうが便利なので、/etc/dhcpd.conf ファイルを編集してIPを固定化します(後述)。
ノード機設定
aloneをダウンロードしホームディレクトリへ展開しておきます。
cd wget https://www.ruby-alone.org/files/alone-3.7-release.tgz tar xfz alone-*-release.tgz ln -s alone-*-release alone
ラズベリーパイのコンソールで、以下のツール類をインストールします。
sudo apt install ruby sudo apt install i2c-tools sudo gem install i2c
IPアドレスを固定します。IPアドレスとroutersの値は、ご自分のネット環境に合わせて書き換えます。
- /etc/dhcpcd.conf
interface wlan0 static ip_address=192.168.1.10/24 static routers=192.168.1.1
サーバ機設定
aloneをダウンロードしホームディレクトリへ展開しておきます。
cd wget https://www.ruby-alone.org/files/alone-3.7-release.tgz tar xfz alone-*-release.tgz ln -s alone-*-release alone
ラズベリーパイのコンソールで、以下のツール類をインストールします。
sudo apt install ruby sudo apt install apache2
cgiを動作可能に設定します。
sudo a2enmod cgid sudo systemctl restart apache2
systemdのPrivateTmp をdisableにするため、/etc/systemd/system/apache2.service.d/privatetmp.conf ファイルに以下の設定を書き込みます。この操作は必須ではありませんが、この後の説明の都合上、disableにしておきます。
- /etc/systemd/system/apache2.service.d/privatetmp.conf
[Service] PrivateTmp=false
IPアドレスを固定します。IPアドレスとroutersの値はネット環境に合わせて書き換えます。
- /etc/dhcpcd.conf
interface wlan0 static ip_address=192.168.1.11/24 static routers=192.168.1.1
一旦再起動し、全ての設定が正しく行われたか確認します。