目次

ラズベリーパイの準備

ラズベリーパイの準備をします。
コマンドラインの使い方やユーザ権限などの細かいことは説明しませんので、必要に応じて初心者向けの書籍やウェブページなどを参照してください。

OS (Raspbian) の導入

1. ダウンロード

ダウンロードサイト から、Raspbianをダウンロードします。
現時点の最新版は、Raspbian Stretch です。GUI環境は必要ないので、Raspbian Stretch Lite をダウンロードします。

2. 展開と書き込み

Windows/Mac/UNIX機等で操作が違うので、別途検索等を行なってSDカードに書き込んでください。

3. 初期設定

ラズベリーパイ本体にSDを挿入して起動してください。その後、raspi-config コマンドで各種設定を済ませてください。
以下の点を変更すれば、十分だと思われます。

IPアドレスは、今回は固定したほうが便利なので、/etc/dhcpd.conf ファイルを編集してIPを固定化します(後述)。

ノード機設定

aloneをダウンロードしホームディレクトリへ展開しておきます。

cd
wget https://www.ruby-alone.org/files/alone-3.7-release.tgz
tar xfz alone-*-release.tgz
ln -s alone-*-release alone

ラズベリーパイのコンソールで、以下のツール類をインストールします。

sudo apt install ruby
sudo apt install i2c-tools

sudo gem install i2c

IPアドレスを固定します。IPアドレスとroutersの値は、ご自分のネット環境に合わせて書き換えます。

/etc/dhcpcd.conf
interface wlan0
static ip_address=192.168.1.10/24
static routers=192.168.1.1

サーバ機設定

aloneをダウンロードしホームディレクトリへ展開しておきます。

cd
wget https://www.ruby-alone.org/files/alone-3.7-release.tgz
tar xfz alone-*-release.tgz
ln -s alone-*-release alone

ラズベリーパイのコンソールで、以下のツール類をインストールします。

sudo apt install ruby
sudo apt install apache2

cgiを動作可能に設定します。

sudo a2enmod cgid
sudo systemctl restart apache2

systemdのPrivateTmp をdisableにするため、/etc/systemd/system/apache2.service.d/privatetmp.conf ファイルに以下の設定を書き込みます。この操作は必須ではありませんが、この後の説明の都合上、disableにしておきます。

/etc/systemd/system/apache2.service.d/privatetmp.conf
[Service]
PrivateTmp=false

IPアドレスを固定します。IPアドレスとroutersの値はネット環境に合わせて書き換えます。

/etc/dhcpcd.conf
interface wlan0
static ip_address=192.168.1.11/24
static routers=192.168.1.1

一旦再起動し、全ての設定が正しく行われたか確認します。