====== 検索 ======

  * データを選択的に読み込むために、検索用のメソッドを用意しています。
  * 検索条件等を指定して、複数のレコードを読み込みます。
  * ベースになるデータストレージの機能によっては、フルスペックで使えない場合があります。

===== 簡単な使い方 =====

<code ruby>
  def action_search()
    param = { :where=>{ :age=>20 } }
    results = @person.search( param )
    results.each {|data|
      puts data.values, "<br>"
    }
  end
</code>

  * パラメータとして、検索条件を指定する例です。
  * この例では、年齢が20才の人のみ抽出します。
  * 検索条件は、AND結合のみです。


===== 検索条件 =====

複合条件。HashキーをSymbolで指定した場合は、常に＝（イコール）で比較します。
<code ruby>
:where=>{ :name=>"Ishikawa", :age=>20 }
</code>

NULL条件の指定。（ SQLでは、name is nullとなる）
<code ruby>
:where=>{ :name=>nil }
</code>

以上、以下などの指定
<code ruby>
:where=>{ "age <"=>20 }
</code>

Like検索
<code ruby>
:where=>{ "name like"=>"I%" }
</code>



===== 並べ替え順 =====

パラメータに、:order_byキーを追加します。

<code ruby>
  def action_search()
    param = { :order_by=>"age desc" }
    results = @person.search( param )
    results.each {|data|
      puts data.values, "<br>"
    }
  end
</code>


複数のオーダー指定は、配列で指定します。

<code ruby>
:order_by=>["age desc", "name asc"]
</code>



===== その他の条件 =====

リミット、オフセット
<code ruby>
param = { :limit=>2, :offset=>5 }
</code>

リミットを指定した場合は、検索後、以下のメソッドが有効になります。

<code ruby>
# 前ページのオフセット値を得る。前ページがなければnil。
@person.get_previous_offset()

# 次ページのオフセット値を得る。次ページがなければnil。
@person.get_next_offset()]
</code>


全件数の同時取得
<code ruby>
def action_search()
    param = { :total_rows=>true }
    @person.search( param )
    p @person.search_condition[:total_rows]
end
</code>



====== SQLを直接発行して検索する ======

  * SQLを直接指定して、検索することができます。
  * この場合は、オブジェクト生成時に指定したテーブル名及びプライマリキーは使われず、任意のSQLが発行できます。
  * RDBをベースに持つPersistクラスしかサポートしません。
  * select( "取得するタプル", "FROM句以下", param = {} ) の形式です。
  * paramは、上記searchと同様です。

コード例
<code ruby>
@persist.select(
    "t1.*, t2.note"
    "from t1 inner join t2 using(id) where d=CURRENT_DATE",
    :order_by=>"create_date desc", :limit=>10, :offset=>20 )
</code>

生成されるSQL
<code>
select t1.*, t2.note from t1 inner join t2 using(id) where d=CURRENT_DATE  order by create_date desc limit 10 offset 20;
</code>